YURI PARK

2021/09/24 00:00

カポ・コンプレートニットのボーダー製品に見られる飾りステッチのような渡り糸。色を替えるごとに編み端に渡っていく糸ですが、ホールガーメント製品の場合、この渡り糸が表側に現れるため、多くの場合、この繋がった糸はカットされ裏面で糸始末されます。ユリ・パーク・カポ・コンプレートでは、立体で編み上げられるニットだからこそ感じられる糸の繋がりを大切にし、この渡り糸をホールガーメント特有のディテール表現として、あえて外側に残しています。この渡り糸が長くなると引っ掛かりの原因となるため、数カ所で留め編みを入れ、渡りの長さを短くしていますが、このステッチのような表情もカポ・コンプレートニットの特徴の一つとなっています。