YURI PARK

2021/06/29 00:00

「完全無縫製でニットを編み上げるホールガーメント横編機というものが開発されたということを初めて耳にしたのは今から20数年前のことです。無縫製で立体的なニットを編むマシーンとは一体どんなものなのだろう・・・頭の中でイメージが広がり、心が踊り、いつかこの編機を使って仕事をしてみたい、そんな漠然とした思いを抱いたのを鮮明に覚えています。その後私は、手横編機でのニット作りに没頭していったわけですが、ある日一枚の絵画の存在を知り、この絵画との出会いが、その先の私のニット人生を大きく変化させました。