YURI PARK

2021/06/23 00:00

「裏に返した時にも端目が通った美しいニット」であるために、目移しの作業に工夫が施されていることを前項でお話ししましたが、減らし目と増やし目ではそれぞれ現れ方が違います。減らし目は編目が重なり合って凸状に膨らんで見えます。一方、増やし目は、これはYURI PARKの主にハイゲージ製品においてですが、小さなアイレットが等間隔に並んでいるように見えます。これは、punzone(うつし)で複数の目を外側に移し、空いた針をそのままにして編み続けていくことで現われる小さな穴で、この増やし目のアイレットが一定のリズムで並んでいる様子も美しく、これもニットならでは表情といえます。